稽留流産と診断されました

稽留流産と告げられてから4日後、手術を受けました。

推定9週3日でした。

子供達を義母に見ててもらい、主人と病院へ。再度診察するも結果は変わらず流産となったため、そのまま手術前準備が始まりました。

まずは子宮頸管を拡張させる必要があるため子宮頸管部にラミセル(3ミリ)を挿入しました。

※ラミセル=スポンジのような素材を圧縮してできた細い綿棒。子宮頸管に挿入すると水分を含みスポンジが徐々に膨らむため、子宮口をゆっくりと押し広げる目的で使用する。

その後病院着に着替え点滴を開始し、手術まで時間があったので、リラックスするために持参した漫画を読んだりゲームをしたりしてなるべく手術のことは考えずに過ごしていました。

午後13時半。手術の時間になったため手術室へ移動する。

主人とは手術室入口でお別れだったのですが、顔を見れるのは手術前最後だったので手を握ってもらい勇気をもらいました。

手術台へ乗り、医師2人助産師2人で手術の準備が進められていく。

酸素マスクを付け、点滴箇所から麻酔を入れられたのですが、「鼻痒いな〜、かいていいか聞こうかな〜」なんて思っていたら

先生に肩を叩かれ『手術終わりましたよ』と。

手術は約1時間で、目が覚めたら終わっていました。

術後ベットに寝たまま病室まで運んでもらい、それから1時間ほど主人と過ごしていたのですが、起き上がると頭が物凄くクラクラして1人でトイレへ行くのもままならない状態でした。

意識がはっきり戻ったのは手術から3時間程経過してからで、心電図や点滴を外してもらい、立ち上がるとまだ少しクラクラするも1人で歩行できるまでに回復しました。

その後、夕飯の時間になり食事が運ばれてきましたが、吐き気を伴い半分も食べられず、この日は就寝しました。この時の症状としては、頭のクラクラ・出血少々です。

手術翌日、頭のクラクラする感じは無くなっていましたが、朝方くらいから後陣痛が始まりました。朝食の時間になり食事が運ばれてきましたが、前日同様吐き気と後陣痛により半分しか食べることが出来ませんでした。

この日は退院予定日だったため、術後の診察がありました。診察室へ行くのにも後陣痛の痛みが強く歩くのがとても辛かったです。

診察台での経膣エコーだったのですが、前日の手術で取り切れなかった内容物が取れそうと、器具を入れられ診察が進められていったのですが、それが本当に痛すぎて涙が出るほどでした。途中器具が入らず何回か他の器具に変えてやっていたようですがそれでもダメだったようで、私もかなり痛がっているからと、ただ痛い思いをしただけで謝罪を受けて診察は終わりました。

今回の手術では、この瞬間が1番痛くて辛かったです。

その後お腹にいた赤ちゃんは病理検査に出され、退院手続き後私は主人に迎えに来てもらい無事に帰宅しました。

流産手術は「 小さなお産 」だと聞いたことがあるのですが、その名の通り、術後は後陣痛が酷くその痛みに苦しんだことを今でも鮮明に思い出します。

初めての手術は不安でいっぱいでしたが、無事に手術をしてくださった先生方、助産師さんにはとても感謝しています。

あの時はありがとうございました。

sammjinohaha

この稽留流産手術のレポートが、1人でも多くの方の役に立てたら嬉しいです。

作成者: sanjinohaha

秋田県出身28歳、神奈川県在住の専業主婦です。 主人と息子2人(年子兄弟)の4人家族で、3人目を妊娠しており現在妊娠9ヶ月です。 3人目を授かる前に流産を2度していて、稽留流産手術と自然排出を経験しました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です